漫画で学ぶ腕時計の基礎。機械式とかブランドって【前編】
投資漫画『インベスターZ』で言っていることの真偽も説明する
[人物紹介 ●:(メン)フクロウ博士 ○:ミミズク]
●今回から基本6アイテムの腕時計をはじめます。
一応前回エントリで腕時計をつける意味を確認してください。
〇博士!
タイトル画像の説明は?
●三田紀房の投資漫画『インベスターZ』3巻だね。
ただこの男の子はあとで悪い事言ったと反省しているんだ。
ちなみにこのシーンはラストで伏線回収される。
今回の為に読んだけど「お金」に関して知りたければお勧めする。
いい漫画です。
〇それで腕時計は不当に高いんですか?
●一概には言い難い。
というわけで基本解説。
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世の中の時計には2種類あります。
機械式 …ねじとゼンマイで動く
クオーツ式…電子制御で動く(スマートウォッチも含む)
特徴をざっくり言うと
機械式 …時間に不正確。高い。保守管理すれば長く使える。
クオーツ式…時間に正確。 安い。機種によるが何十年も使えない。
これは内部機構の話なので見た目では判断できません。
(例外として内部が透けている機械式時計があります)
お店でどちらか知りたければ動いている状態で耳に当ててください。
「コチコチ」と動作音がすれば機械式でしなければクオーツ式です。
(例外としてハイブリッド方式のものもあります)
ちなみに機械式は保守管理すれば長く使えるといいましたが落とし穴があります。
5年スパンでお店に分解清掃(オーバーホール)で1カ月以上預けなければなりません。
この料金が買値の10%以上かかります。
つまり100万円の機械式時計を買った場合は5年毎に10万円かかると思ってください。
また時間は電子制御のクオーツより不正確なので時刻合わせの手間やねじを巻く必要があったりします。
そういう理由で腕時計にお金を使いたくない人や手間がかからない方がいい人はクオーツ式1択になります。
そして大多数の人間はクオーツで十分です。
さて金持ちがなぜ云百万する時間に不正確で面倒な機械式時計を買うのか?
それを紹介した漫画あります。
王様の仕立て屋〜サルト・フィニート〜 29 王様の仕立て屋?サルト・フィニート? (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 大河原遁
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/03/19
- メディア: Kindle版
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王様の仕立て屋〜サルト・フィニート〜 30 王様の仕立て屋?サルト・フィニート? (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 大河原遁
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/03/19
- メディア: Kindle版
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スイスの独立時計職人が結婚を花嫁の父親に認めさせるために奮闘します。
その過程で機械式時計の種類・歴史・服とのコーディネート提案などが学べます。
この2冊を読んで機械式時計に興味が沸いたなら機械式時計を買うのも良いでしょう。
興味のない人はクオーツにしましょう。
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〇漫画に丸投げ!
●クソ真面目な時計解説本はいっぱいあるのよ。
でも情報量と楽しさのバランスが取れている漫画はこれだけ。
人間は怠惰だからさ。
「ドラッガー」の話も原書より女子高生マネージャーから楽しく学びたいと思ってしまうのさ。
〇それで腕時計が不当に高いかについては?
●明らかに便利なクオーツ時計が普及したことで機械式時計は時間がわかる以上の価値を求められることになった。
それが俗にいう「高級路線」というものなんだ。
「高級」であることを認知させるにはイメージ戦略が必要になる。
その為、広告費がかかるのは仕方ないという事情がある。
とはいえすべての機械式時計が高価というわけではない。
下は5万円くらいからあるから大事なことはこの漫画を読んで興味を持つかどうかさ
〇『パテックフィリップ』のカラトラバ買ってきます!
●待て。
次回は金額やブランドについて説明するから。
ネットで有名なあの画像も出るよ。
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