電子レンジで一人鍋。第２回はすき焼きに挑戦！

ダイソーの『電子レンジ用ラーメン容器』の可能性を検証！すき焼き編

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[人物紹介　●:(メン)フクロウ博士　○:ミミズク]

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●画像は『美味しんぼ』５巻の傑作エピソード「牛なべの味」だね
　海原先生はその理由をこう説明している。

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〇なんで最初からすき焼きをディスりだすの？
●「牛肉を一番まずく食べる方法」と言われるすき焼き。
　作るに当たって押さえておかないといけない知識が集約されている。
　前回紹介した『電子レンジ用ラーメン容器』を準備してくれ。

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『美味しんぼ』の海原先生は言いました。

「（すき焼きは）牛肉を一番まずく食べる方法だろう」

すき焼きとは何か？

これは牛肉の煮込みに他なりません。
しかし牛のうま味は６０度で溶けだし始めるため煮るとうま味が流れ出してしまいます。

つまり家庭で作るすき焼きの基本は肉を煮込みすぎずに食べることです。

さて「牛肉を甘辛く煮て生玉で食べる」という冷静に考えればいろいろ受け入れがたいすき焼きは本当にまずいのでしょうか。

僕の見解はこうです。
牛肉の素材を活かすならステーキなどが良い。
しかしここは美食倶楽部ではない。
こういうジャンクな味が好きならそれでいいじゃないか。

というわけで調理開始。

【材料】
すき焼きのタレ　100g（常温にもどしておく）
牛切り落とし　90g
白菜　　　　　1/8玉
まいたけ　　　半パック
厚揚げ　　　　1/4袋
生卵　　　　　1個（常温にもどしておく）

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さていきなり具材がおかしいと思った方がいるでしょう。
・白菜？春菊じゃないの？
・厚揚げ？焼き豆腐とか豆腐では？
・しらたきは入れないの？

そうタイトル画像はイメージです。
「牛肉を甘辛く煮て生玉で食べる」という部分が醍醐味なので牛肉以外は添え物。
そして今回は電子レンジで作る簡易版すき焼きです。
そういう見た目とか正確さとかは無視。
それっぽければいいので具材は使いまわせるものにしました。

文句があったら「今半」でも行けばよろしい。

では調理再開。

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白菜を下に敷きまいたけ・厚揚げを置く。
具材はキッチンはさみで適当にカット。
包丁やまな板は洗い物が面倒なので使わない。

上から既製品のすき焼きのタレをかける。

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自分で調合したりするのは面倒なので100円ショップで購入。
電子レンジで４分加熱。

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ここで肉を置く
肉はくっつくの防止にタレを１枚づつくぐらせる。
電子レンジで2分加熱（おそらく1分が正しい）

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完成！

見た目は悪いですが商売じゃないので。

あとは冷蔵に備蓄してあった卵・ごはん・お茶・紅ショウガでいただきました。
今回は成功です。

ポイントは温度調整できない電子レンジなので火の通りの悪い食材を先に加熱。
メインの牛肉は後から再加熱する。
牛肉は少し煮過ぎたのか硬めでしたのでレンジで１分が良いでしょう。

こうすることで煮えすぎないでおいしいすき焼きを食べることができます。

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●そもそもすき焼きの始まったのは明治。
　牧畜経験のない日本では質のいい牛肉など手に入らなかった。
　当時の銀座の板前・数寄屋喜太郎は肉食に馴染みがない日本人の為に考え抜いた。
　そしてフレンチのオレンジソースから肉+甘味がうまさを引き出すことを知る。
　うま味の脂が少ない牛肉を甘辛く醤油ベースの親しみやすい味にし生卵でボリューム感を出す。
　現在も牛丼などで使われる技法だね。
　そういう個人の努力と苦悩の歴史のおかげで僕たちはおいしいものが食べられる。
　そう思えば海原雄山など気にすることはないのさ。
〇博士…
●ちなみにすき焼きの語源はこの数寄屋喜太郎の名前からです。
〇へー初めて知りました
●まぁ全部嘘なんだけど
〇嘘なのかよ！
●ミミズク君はゴルフは呉竜府（ご・りゅうふ）が作ったとか信じるタイプだね