【小噺】現代羅生門。尊敬される老人になる３要素はこれ。

街中で知らない老婆に話しかけられるのが2回。対応に大きく差が付いたので自己分析

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[人物紹介　●:(メン)フクロウ博士　○:ミミズク]

〇まさかの続き物。
　老人が増えているから尊敬されたかったら稀少な存在になれでしたっけ。
●概ねそんな感じ。
　それで努力して尊敬される人になる手段を今回はやるよという話。

●それで実例を交えて。
　というのもここ1年で無関係の老婆に話しかけられることが2回もあったんだよね。
　それで1人は追い返して1人は会話をしたんだ。
　それでその差は何かなと分析してみた。
〇その嘘松がなんですか？
●嘘松じゃねーよ。
　どうせ嘘松するなら「美女が話しかけてきて宝くじも当たってフェラーリオーナー」くらい盛るわ。
〇でも博士に話しかけるとか危機感がなさすぎですよね。
●君が僕を危険人物と思うのは勝手だけど僕は身なりだけなら上品に見えるようにしているからね。
〇中身は危険人物と自覚があるんですね。

～幕間～

〇1人は追い返したの？
●食事中で口に物を含んでいるタイミングで「悪いんですけどちょっといいかしら？」って。
　それで見たらダサい。
　だから「悪いと思っているならやめてもらえます（睨み）」って。
〇老婆に鬼の仕打ち。
●それで分析するとこんな感じかな。
　・話し方　　　〇丁寧語を最低限使っている
　・タイミング　×口に物を含んでいるから食べれない
　・身なり　　　×生地が安っぽく派手色で上品とはいえない
〇食べている最中でなかったら聞いたんですか？
●例えば食事が終わって一息ついたタイミングで話しかける。
　こういう相手に対する配慮をいい年をして学習できていないんだよね。
　その配慮のなさは身だしなみにも出ている。

～幕間～

〇それでもう一人は？
●待ち合わせで時間があったから暇つぶしに服のリサイクルショップに入った。
　そうしたら話しかけられて「男性ってこういう服は好きかしら」って。
・話し方　　　　〇丁寧語を最低限使っている
・タイミング　　◎ボーッと時間つぶしで服を見ている
・身なり　　　　〇ロングダウンでカジュアルだが茶色系で統一し上品。
〇それで話したんですね。
●話したら40代の息子が自分で服を買わないらしく。
　というかその年で母親に服を選んでもらうなよと。
　まぁ最終的に持っている服が安いから失敗前提で買ってみたらと提案。
〇博士に話しかけるにはかなり条件を揃えないとダメなんですね。
●そこで「キレる老人」です。

～幕間～

●街中の「キレる老人」を相手しているのって店員とかでしょ？
　要は仕事だから相手しているだけなんだよ。
　汚い言葉遣いでタイミングを考えず汚い人間が話しかけてくる。
　仕事じゃなかったら逃げるよね。
〇つまり第一印象が悪いと。
●こういう時「メラビアンの法則」がよく誤用される。
　「見た目が一番重要」とか「話の内容よりも喋り方のテクニックが重要」とか。
　これって相手としばらく付き合う前提だよ。
　そして「キレる老人」ってそこに行く前に警戒されるから。
〇つまり「話し方」「タイミング」「身なり」に気をつければ尊敬される老人になれる！？
●概ねそんな感じ。
　テクニック的な話をすれば以下3点。
　・話し方　　　仲良くなるまでは丁寧語。
　・タイミング　相手の状況を考える。
　・身なり　　　ダサくない。下記エントリ参照。

owl296380.hatenablog.com
●これをクリアできれば初見の人間に悪印象は持たれない。
　そして悪印象を持たれると巻き返すチャンスすらもらえない可能性が高い。
〇どんな男も歳を取る。
　つまり老人に限らず最低限身に着けたい嗜みなわけですね。
　ただ情報として薄いような。
●そこでオノ・ナツメ先生の『ハヴ・ア・グレイト・サンデー』。
　ダッドみたいな老人なら尊敬されます。

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〇やっぱり漫画オチですか。
●自己啓発書読むより安いしわかりやすいよ。
　漫画のキャラって理想化された人間だから目標にしやすいでしょ。
　日常系漫画だけどオノ・ナツメ先生は老人を描かせたら日本で五指に入るから。

～幕間～

〇でも年長者を敬わない最近の若者はけしからん的な意見がありますよ。
●現代では不可能な理屈だね。
　昔は識字率が低かった。
　文字による伝達ができないと情報は個々人の経験と伝聞によるしかない。
　天災や作物を植える時期などに対応できるのは経験豊富な老人しかいなかった。
　つまり「尊敬される理由」があった。
〇でも儒教の国とか。
●つまり「宗教」という理由がある。
　老いることそのものは生物としてマイナスだよ。
　そのマイナスを打ち消すのが「経験」や「知識」。
　ただ長く生きているだけだと老後が悲惨。
〇なんか陰鬱な気分になってくるんですけど。
●だから「衣食住」を整える必要がある。
　生活の基本をなんとなくではなく意識的にできていれば自然と礼節も備わる。
　というわけで気になる人は梟茶房の記事を最初から読みましょう。