【小噺】中学の道徳の教科書に『北斗の拳』サウザー登場。

これを選んだ文部科学省の役人は絶対悪ふざけ。博士も同類だからこそわかる。

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●こんなニュースが飛び込んできた。

〇前日に今日は素晴らしいグルメ漫画紹介するって言ってましたよね。

●一度やってみたかった。
　山岡さんが指定したくせにバックれるパターン。
〇はいはい。
　明日こそお願いしますね。

～幕間～

●道徳でまさかの『北斗の拳』。
　しかもよりによって「サウザー」。
〇「サウザー」ってそんなに問題ありましたっけ？
　漢らしいキャラのイメージがありますけど。
●中学生のお子様を持つ『北斗の拳』未読の親御さんに説明するね。
　『北斗の拳』は昔『週刊少年ジャンプ』で連載されていた大人気バトル漫画。
　舞台は核戦争後の地球で主人公のケンシロウは「北斗神拳」という武術を武器に暴力が支配する世界を生き抜く。
　とにかく熱い漢達による名セリフのオンパレードで少年たちのハートをゲット。
　博士の知り合いのブログ運営者も子供の頃に「武論尊って中国人を原作に使っているだけあって拳法に詳しいな～」って言ってたよ。
〇武論尊（ぶ・ろんそん）を名前の語感で勝手に中国人認定していますね。
●『サンクチュアリ』の原作である史村翔の別名義だね。
　まぁ大人になってから映画俳優のチャールズ「ブロンソン」から取ったとか知って愕然としていたけど。

～幕間～

●そこでサウザーです。
　原作者の武論尊が先の展開を考えなかったため分派した「南斗聖拳」。
　南斗六聖拳「将星」の男であり簡単に言うと独裁者です。

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●自己顕示欲の塊みたいなバイクを愛用し。

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●子供達を奴隷にして自分のピラミッドを作らせ頂点部分は盲目の同僚に運ばせます。

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●当然ですが部下はこんな連中です。

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●そして『北斗の拳』屈指の名言製造機でもあります。
　「退かぬ！媚びぬ！省みぬ！」
　「愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!!愛ゆえに人は悲しまねばならぬ‼」
　「こんなに苦しいのならば悲しいのならば愛などいらぬ」
　「お……お師さん…」

　そして周りの連中も引っ張れて名言を連発します。
「お前の瞳の中に極星の“南斗十字星”を見ていた」
「哀しい男よだれよりも愛深きゆえに」
〇物語の実質的なラスボス・ラオウもサウザーを恐れていましたね。

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●そもそもラオウは「死兆星」が見えないか確認してから戦う人だから。
　そう思うとこのセリフは負け惜しみだね。
　お前は知らないのかよと。
　あと「サウザー」で画像検索すると変な画像が大量に出ます。
　それは「サウザー」主役のスピンオフがブレイクした為です。
　面白い人ではありません。

北斗の拳イチゴ味１巻

～幕間～

●それで博士が危惧しているの教師なんだ。
〇なんで？
●若い先生はまだ良くて漫画とか敵視している古い先生もいると思うの。
　古典文学とか題材なら中学生は詳しくないけど漫画だよね。

先生「これは××と作者は言いたいわけだ」
生徒「先生原作読んでないですよね。
　　　その解釈は全然違いますし参考文献に目も通していないんですか」
先生「うるせぇ！（暴力）」

●また暴力教師が一人。
〇今時そんな教師はいませんよ。
●もしくは女子生徒だったら放課後に生徒指導室で秘孔を突こうとするよね。
〇そんな世紀末な学校嫌だ。

～幕間～

●この題材を道徳の授業でやるとして。
　生徒同士で議論とかさせるの？
生徒Ａ「確かにサウザーは悪い人だけど子供の頃の悲劇が原因です」
生徒Ｂ「悲劇だったら子供を奴隷にしてもいいんですか？」
生徒Ｃ「食料に毒を盛ったり人を殺してもいいんですか？」
生徒Ｄ「でも情状酌量の余地があると思います」
生徒Ｅ「出た！Ｄのイケメンなら正義！！」
生徒Ｄ泣き出す。
生徒Ａ「今のは個人攻撃です。先生叱ってください！！」
生徒ＢＣが騒ぎ出す。
生徒Ａ「ちょっと男子！ふざけすぎ！！」
先生「あべしっ」

●学級崩壊待ったなし。
〇『北斗の拳』はやめた方が良いということ？
●いや断固採用するべきだね。
　文部科学省の役人もこういう絵が見たいから採用したんだと思うよ。
　博士も同類だからわかる。
　西暦199X年に地球は核の炎に包まれなかったけど世の中は暴力が支配する荒野。
　この事を道徳の授業で教えるべき。
〇博士キャラでありながらこんなに教師に向かない人も珍しい。

～幕間～

●そんな荒野を生き抜く現代の北斗神拳・梟茶房。
　こちらの記事をお子様に読ませましょう。

〇結局いつもの宣伝オチ！