ジャケットを見極める7つのポイント
上級者はここを見ている。逆にここを押さえてしまえば変なツッコミは受けない
[人物紹介 ●:(メン)フクロウ博士 ○:ミミズク]
●今回は具体的に買うべきジャケットのディティールを説明するよ。
〇コツはあるんですか?
●「紺色無地・ウール梳毛(そもう)・ノッチドラペル」のもので3万円前後で買う。
〇お値段が高くなりましたが理由は?
●ジャケットは構成パーツが多く仕立てが立体的で生地も良いものと悪いものの差が激しい。
値段が安すぎるジャケットはパッと見て判断できてしまう。
〇基本6アイテムでは靴とジャケットにお金をかければいいわけですね
●そういうこと
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ジャケットの初めに買うべきものは「紺色無地・梳毛(そもう)・ノッチドラペル」で決まりです。
※梳毛(そもう)…スーツに使われるツルツルした生地。季節問わず着れる。
※ノッチドラペル…次回説明しますがジャケットの開き部分の形のこと。最も一般的な形。
服に詳しい人間なら10人中10人がこう答えます。
紺ジャケットは初心者から上級者までフォローする懐と奥の深さを兼ね備えています。
最もシンプルなアイテムだけに選び方で相手の見識までわかってしまうので買う際は①~⑦に注意しましょう。
一般的な体型であれば合うものがあるはずです。
それ以外の方はスーツ屋でオーダーというものもあります。
ここさえ押さえておけば5~10年あなたのクローゼットの1軍として活躍することは保証します。
①肩
図のように肩の骨のちょうど外側になるものを選ぶ。
「ジャケットは肩で着る」という言葉があるようにここは重要。
骨の内側だと頭が大きく見え、外すぎると肩が落ちてサイズが合っていないのがバレます。
また肩から首にかけて生地がでこぼこしているのも仕立てが悪いかサイズに合っていない証。
②生地
一概には言えませんがウール100%なら問題なし。
化学繊維が入ったものは変な光沢があったり妙にザラザラしています。
天然繊維で高級なものを見ていると違いがわかります。
③ボタン
高級なものは水牛製やマーブル模様だったり貝を使用したりします。
逆に安いものは単色・柄なしで見るからにプラスチックという風情。
また座ったときにボタンを閉じたままだとジャケットの基礎を知らないと思われます。
④外ポケット
物をいれるとシルエットが崩れます。
胸ポケットのチーフ以外はいれないのがジャケットの基本ルール。
⑤袖
シャツが1~2cmほど見えている。
図のように手首の骨が見えるくらいの長さにお店で調整してもらいましょう。
⑥着丈
お尻の半分から全部を隠すくらいが正しい。
お尻が半分以上見えるものは女性・ゲイ・若年層向け。
大人の男性にはふさわしくない。
⑦シワ
図のような背面首筋のシワや正面の首から見えるシワはサイズが合っていない証。
これが出たジャケットはあなたの体に合っていないので他の物を探しましょう。
これ以外にもう1つ試してほしいことがあります。
「内ポケットにこぶし1つ分の余裕がある」=内ポケットに財布やスマホを入れてボタンが閉じれるか。
買いに行く前に以前のエントリであった財布の整理などしてみてください。
分厚すぎる財布だとジャケットのシルエット崩れて台無しになります。
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●次回はジャケットのディティールとパーツにについて
〇今回で説明しなかったのは?
●情報が多すぎると読むほうも疲れるから。
そして書く方はもっとも疲れる。
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●スーツだけなくジャケパンのジャケットなど男性服全般フォローしている漫画が他にない。
料理漫画なら『美味しんぼ』、バスケ漫画なら『スラムダンク』くらいの鉄板。
最初の1巻だけでも買って見て欲しい。
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