【書評】水野敬也の『LOVE理論』から続く服装の流れ
ドラマ化もした名著らしいが知りませんでした。そしてこの話に続きがありました
[人物紹介 ●:(メン)フクロウ博士 ○:ミミズク]
●2日前のエントリで水野敬也の魅力に気づいたので追跡してみた。
○かなりメジャーな人ですよ
『夢をかなえるゾウ』と『人生はニャンとかなる!』などの作家。
累計云百万部のベストセラー作家。
●僕に語ってほしければノーベル賞獲って出直して来い
○カズオイシグロですか
●いやそれは読んでない。
タイトルとあらすじは知ってた。
村上春樹もamazonレビューで爆笑はしてるけど読んでいない。
○じゃぁ何なら読んでいるんだよ
●ヘミングウェイとかなら『BANANA FISH』の影響で読んだけど。
まぁ反省して著作をkindleで買いましたよ
○漫画版じゃん!
●このサイトのポリシーで普通の書籍は紹介したくない
○捨てろよ。そのポリシー。
●嫌だ!
店の主人の前で料理にダメ出しして追い出される山岡さんみたいになるんだ
○後半では改めてましたよ。
まぁ店の外で毒づいてましたけど。
『LOVE理論』
●要はもてない男のための恋愛マニュアル本なんだけど
服装について記述が2点だけあった。
・例えられるのを回避(黄と黒のベストはお洒落でも鬼太郎とバカにされる)
・ファッションマグロ理論(服は女に選んでもらえ)
○あれこのマグロ理論て…
●そう前回のコラムでファッション誌の編集に選んでもらって
「着せられている感がすごい」って言われたアレだね。
○「まるで成長していない」と
●そう思ってブログをのぞいたのさ
『スパルタ婚活塾』
●ブログの『スパルタ婚活塾』第9講で服について語っていたのを発見したのよ。
○『LOVE理論』の後の女性向け恋愛マニュアルですよね
●そう、それで原作の『LOVE理論』ではこう語ったらしい。
「ファッション誌はほとんど広告だから読む価値なし」
○ふむふむ
●でもこのブログで「すべて、忘れろ。」と訂正している。
○えー!
●『LOVE理論』の「お前の好みなどゴミだ~」
これも「忘れろ。」と。
「服を買うときは誰かと一緒に行って、その人に服を見てもらえ」という発言は
「あれは、誤植だな。」クレームは出版社へと言っている。
○女性向けの『スパルタ婚活塾』を男性向け『LOVE理論』読者が読むと思えないんですが
●うん、その辺フォローなしだね。
まぁこの作家の面白さに気づいた奴はブログくらい読むだろ。
そうしたら問題は解決するはずだよね。
○さすが『スパルタ婚活塾』
●それで服装について雑誌を読みこんでスタイリスト雇ったりしてすごい研究してるんだよ。
内容をまとめると
・お洒落になるとは「選ぶ服」ではなく「心」の問題である
=まず服を好きになれ。スタイリストを雇ってもお洒落にはならない
・ファッションセンスとは「自分の好きな服」と客観的にお洒落な服」の摩擦の密度である。
いやここまで気づいたらお洒落にならない?ってその時は思った。
『美女とのディナーは準備が9割』
●ついでにブログを辿ったら水野敬也のネットコラムにたどり着いた。
『東京カレンダー』で『メンズクラブ』のコラムと同じこと既にやってた。
デートの準備を服装に変えたら同じだわこれ。
○あぁ既にあったんですね
●『メンズクラブ』の編集者やるなとか思っていた自分を殴ってやりたい。
○別にかぶってもいいし編集部に噛みつくなよ
●マイナーチェンジに気づかなかった己の無知さが憎い。
ちなみに中身は絶品でした。
それでなぜ今だに服装が「黄緑色のモンスターズインクTシャツ」なのか理解した。
○なぜなんです?
●途中で相手の女優といい感じになったところで自分と対話をはじめるの。
「こんなディナー記事にして面白いか?」って。
最終的には中山美穂のドットの亡霊が表れて解決するんだけど(実話)。
いやこの葛藤が素晴らしい。
○世代的にピンとこない…
●おもしろい文章を書くためにあえて服装をダサくしてるんだよ。
お洒落でデートでテンパらないスマートな男になったらそれこそ『東京カレンダー』の凡百の記事に埋もれる。
この人のスタイルはコンプレックスの塊で精神病院をはしごする弱者でも戦えるというものなんだ。
読者のためにあえてピエロになる志の高さを知ったね。
○いつもの深読みしすぎでは…
●ということでまとめです。
当サイトは引き続き男性の服装について有益な情報を届けます。
生きてく上で服装は必須であり、より良く生きるためです。
『LOVE理論』に感銘を受けた男は服装をあきらめるな。
ただし水野敬也みたいな志があればそのままでよろしい。
男とはかくあるべし。
○雑な締め…
ちなみに『メンズクラブ』のコラムはネットで無料公開されてました。
しかも動画付き。
『メンズクラブ』編集部は太っ腹ですね。
さっきの暴言は取り消します。